魔女と猟犬 第13話

女王アメリアの率いる、闘争と魔法の『王国アメリア』は《魔法》という超常の力を独占し、他国への侵略を繰り返す戦乱の時、 農園と鍛冶で栄える『小国キャンパスフェロー』にも、その戦火は迫りつつあった。 このままではキャンパスフェローは滅びてしまう。 国の存続のため、領主《バド・グレース》は、厄災と呼ばれ、数々の恐ろしい逸話を残す 凶悪な《魔女》たちを仲間に引き入れるという起死回生の奇策で打って出ることに。 ありとあらゆる殺しの技術を叩き込まれた暗殺者《黒犬》として育てられた少年は、 国を、そして主を守るべく、その無理難題な奇策のため、身を投じていくのだが――。 時を同じくして、隣国『騎士の国レーヴェ』にて《鏡の魔女》が拘束されたとの報せが入り、 《鏡の魔女》の身柄を譲り受けるため、バドと黒犬はレーヴェへと向かうことになる。 それが、恐ろしい惨劇を生むことも知らずに――。 鬼才カミツキレイニーの紡ぎ、「Reゼロ 氷結の絆」のツカハラミノリが美麗に描くダークファンタジー巨編、堂々開幕!!